日曜日はインプラント研究会で顎関節や神経を取らない治療の勉強
医学は日進月歩なので、必ず勉強は欠かせません。
2月21日は大阪インプラント研究会の例会に参加しました。
大阪インプラント研究会は30年以上の歴史を持っている、インプラントの研究会では一番の老舗です。
ほぼ、日本のインプラントの歴史と一緒に歩んできたような研究会です。
もちろん、数少ない日本インプラント研究会の研修施設になっています。
それで、例会は新しい治療法や新しい研究知見などが披露されます。
今回は近畿大学医学部歯科口腔外科の濱田傑教授の顎関節の勉強です。
実は大学の先輩で、この研究会の会員です。
インプラント研究会なのに、なぜ顎関節なのか?
インプラントを埋入する時に咬合(かみ合わせ)とともに、顎の関節の動きは外せないからです。人間の顎の動きは、本当にわかりません、いろいろの道具が作られましたが、複雑すぎて、全体をとらえるのは難しいのです。
しかも、食べているときより、唾を飲んでいるときの方が良く噛んでいますし、夜、寝ているときの方がはるかによく噛んでいます(^^)
大阪インプラント研究会では歯を抜いてインプラントをバンバンやるということではなくて、残っている歯を大切にして、どうしようもなくなった欠損に対して、インプラントをするという姿勢なのです。中には数年前には年間140本のインプラントをしていたのですが、歯を残すのを一生懸命したので、今年は4本になりましたというドクターもいます(^^)
いかに削る量を少なくして治療をするか?
いかに歯髄(一般に『歯の神経』といわれるもの)を残すか?
こんな研究発表も行われています。
そう先ほど今年は4本になったという先生の発表でした(^^)
もちろん一般開業医ですけど、自分で実験もして、論文も読んで発表しているのです。